第37回日本小児外科学会 秋季シンポジウム / PSJM2021

ワークライフバランス検討委員会主催 講演会

2021年10月29日(金) 16時~17時
『女性医師が増えると誰が困るのか?~医療のサステイナビリティと未来~』
演者:上野千鶴子

社会学者・東京大学名誉教授・認定NPO法人ウィメンズアクションネットワーク(WAN)理事長

演者プロフィール:富山県生まれ。京都大学大学院社会学博士課程修了。社会学博士。平安女学院短期大学助教授、シカゴ大学人類学部客員研究員、京都精華大学助教授、国際日本文化研究センター客員助教授、ボン大学客員教授、コロンビア大学客員教授、メキシコ大学院大学客員教授等を経る。1993年東京大学文学部助教授(社会学)、1995年から2011年3月まで、東京大学大学院人文社会系研究科教授。2012年度から2016年度まで、立命館大学特別招聘教授。2011年4月から認定NPO法人ウィメンズアクションネットワーク(WAN)理事長。第20−22期学術会議会員。第25期日本学術会議連携会員。専門は女性学、ジェンダー研究。この分野のパイオニアであり、高齢者の介護とケアも研究テーマとしている。

多くのメディアでその発言が取り上げられる、言わずと知れた我が国の「知性」の一人です。2019年の東京大学入学式式辞が大きな反響を呼んだのは記憶に新しいところです。最近はサステイナブルな社会をつくる方策として、女性が従来型の社会に進出するのではなく、弱者としての女性の経験を社会に持ち込み、従来とは異なった価値観で社会を再構築することを提言しておられます。医師の世界では女性が「弱者」という自己認識を持たなくなりつつある近年ですが、我々は途中退場する女性を幾人も見送ってきました。上野先生には、社会学者の立場から、医療現場に女性がいることが医療のサステイナビリティにとってどのような意味を持つのか、を論じていただきます。少子高齢化時代の小児外科医療を支える若い世代の小児外科医師にもぜひ聞いていただきたい講演です。(ここで行替えしてください。)
※会場参加の方には、日本専門医機構 外科領域講習の単位が付与される予定ですので、奮ってご参加ください。 (Web参加の方には単位が付与出来ず、申し訳ございません。)